初回からいきなりザックリしたテーマでお話しさせていただくのは少々気が引けるのですがよろしくお願いします。

この質問に対してよくある答えが、「良い成績を取って、良い学校に進学し、社会に出て良い待遇を得る」と言うものでしょう。だけど保護者の方々がそう思っていらっしゃっても、それが学習動機になっている生徒さんは非常に稀なように思います。目標を持つのは間違いなくモチベーションを高めるとは思いますが、ある程度具体性がないと「絵にかいた餅」になってしまう！はっきりした目標を僕に伝え（早い人は小学生！）その後ぶれずに努力する人は必ず達成しています。

では、「目標」を持てば良いのでしょうか。いわゆる「夢を持て」と言うことでしょうか。多くの方にとってそれは順序が逆なんじゃないかなあ。目標を持つ土台を作るために知識と見聞を広げる、その一つの手段が勉強なんじゃないかな、と僕は考えています。これが僕なりの答え「その一」です。

世の中のことが、すべて公式を当てはめてできるならば苦労しませんよね？対処すべき問題を時間をかけ多面的に考える人、そういう人は能力が高いし他の人に説明するのも上手なように思います。数学を例にとると、安易に「答え」だけを出そうとせず過程を考え更には一般化につなげるような学習、メンドウですがだからこその「勉強」だと思います。これが僕なりの答え「その二」です。

最後に講釈師である僕はどうしてきたか、をお話しします。一文にもならなくていいし、評価されなくてもいい、とにかく上手になりたい！ただただお金を貯めこむだけの人を守銭奴と言いますよね？僕は知識の守銭奴だと自嘲しています。（たいして貯まっていませんが）だから僕には「何のために勉強するのか」と言う視点自体が欠けているということになるでしょうか。

さて、オチがついたところで終わりにします。お付き合いありがとうございました。時々塾と言うお仕事に関連するトピックに関してコラムを書こうと思います。ご意見や次のトピックのご提案を連絡フォームからお待ちしています。